●F8でカマスを狙おう!!

 朝マズメにベイトが浮き上がってくるとカマスの群れが続々と浮き上がり海面炸裂する季節到来です。カマスといえば、朝夕マズメや夜間、常夜灯周辺の陰部分で釣るのが基本ですが、F8(フィギュアエイト)なら日中の表層でもオッケイ。それでは、F8によるカマス攻略法をご紹介いたしましょう。

 この時期、昼間に海岸線をラン&ガンしていると、カケアガリ付近からドォ〜ッと一群れのカマスが足下までルアーを追いかけてきて、最後の最後に見切りUターン。次のキャストでは明らかに警戒し、追っかけてくる速度は先ほどと比べてスロー気味。トゥイッチを入れても活性は上がらず、次のキャストでは無反応。こんな経験をされた方も多いのでは。やはりカマスは昼間には釣れないのか…。
 いえいえ、そこでアイスジグの登場です。プラグやジグの早巻きやトゥイッチ、付け加えればキビナゴを付けて落とし込んでさえ、食うにまで至らない状態のカマスの群れがいきなりスイッチオン。どうして? それは魚に聞いてみないと正確な答えはわかりませんが、とにかく釣れるのです。


足下狙いでもキャストでもカマスは釣れる

●バーチカルF8

 その方法は、まずは基本のバーチカルF8。表層でアイスジグをツンツンしゃくり高速立体8の字アクション。中層に隠れているカマスの群れがいれば、これだけでも釣れるのですが、今回はカマスの生態を理解して効率的に攻めてみましょう。昼間のカマスは海底付近で巨大な群れになりじっとしています。その群れを発見し、海面まで誘いあげるサイトフィッシング。これが可能となったのがじゃか巻きF8です。



 じゃか巻きF8は、表層をチェックしたあと、一気に海底までアイスジグを沈め、着底と同時にロッドを上下に早く短くしゃくり続け、リールのハンドルを回転させていきます。こうすることによりアイスジグが水中で稲妻のようにジグザグにダートし、太陽光線を乱反射させながらカマスを誘惑してくれるのです。
 高速で逃げるアイスジグをカマスの群れが、逃がすものかと海面直下まで追い上げてきます。この時の注意点は、カマスに追いつかれないこと。最後まで追いかけてくるカマスこそやる気満々のカマスなので最後の表層サイトフィッシングが十分に楽しめるという算段です。
 表層まで追い上げてきた数十尾のカマス。表層で上昇をやめ、一定のレンジで水中立体8の字アクションを描くアイスジグに次から次へとアタックしてきます。食わせの間を入れるため小さく短く早くのシャクリをここでチェンジ。一回一回、できるだけ広い幅をダートするようにジャカジャカ、ツンツンからツゥ〜ンツゥ〜ンといったイメージでしゃくってみてください。ダート幅が広がり追いかける距離が伸びることにより食いつきやすくなったアイスジグにカマスがバクっ。これで決まりです。

 このじゃか巻きF8は宇和海だけでなく、愛媛県の佐多岬各漁港や山口県の瀬戸内側でも同様にカマスのバイトを得ていますし、場所によっては小型青物も全く同じ攻め方で釣れています。追いかける距離が長く、高速遊泳が可能な魚で、昼間は海底にへばりついている魚ならベストな誘い方なのかもしれません。
 ターゲットは、カマス、ブリ・カンパチ若魚、ソウダガツオ等々。強烈なファイトとグレイとな食味を堪能できる夏から秋のターゲットにぜひチャレンジしてみてください。

●タックル&ギア



 タックルは、カマスや30〜40cmクラスの小型青物ならXL70UL。これより大きめの魚が釣れるエリアならパワー重視でラパラから出たボートシーバスロッドもありです。リールはラインを高速回収し、なおかつ軽量ということで2500番クラス。ラインはチタニュームブレイド8〜12lb、リーダーは3〜4号フロロが基準です。アイスジグはW3か5、WSR5から始め、深い場所、でっかいターゲットの可能性があるなら、W7か9に交換してみましょう。フックはSCフックの8番に交換、日中な濁りのある場所や水深が深い場所ならトリガーXで嗅覚を刺激するのもよしです。

 さて、せっかくの日中サイトフィッシングですので、魚が追いかけてきて海面直下でアイスジグを追い回す姿をしっかりと視覚で楽しみたいですよね。視力の低い私はグラシーズ白島で度付きレンズのg-sight(アクションコパー仕様)を作ってもらいました。
 視力の良い人、偏光グラスの使用経験がおありの方は、市販の高性能な偏光グラスをチョイスすればよいのでしょうけれど、初めての方や度付きのレンズでないとお困りの方は広島まで足を運んでいただき、フィッシング専門のアドバイザーが常駐するショップで相談してみることをおすすめいたします。
 メインフィールドの海の状況、特に水深、水色や使用するライン、ルアーの色、狙う魚の行動や各自の目の体質、釣りをする時間帯によって、様々なベストチョイスが存在するのが偏光グラスです。思い切って相談すれば必ずや自分にあった偏光グラスに辿り着けるので、ご一考を。




アイスジグはワレットに入れて持ち運び 手元で仕掛けの交換可能 バッグでさくっと収納

これからがシーズン

 中四国で釣れるヤマトカマス、アカカマス。お味は微妙に違いますが、一夜干しの塩焼きでいただくとグレイとなお味ですので釣りと食味両方をお楽しみください。カマスや小型青物の次はデカメッキ。その次はいよいよメバル、カサゴ、ハタ類の出番です。四季折々のターゲットを年中無休のF8でお楽しみあれ。




 

サイトフィッシングで30cmカマスを狙おう

 
 

【Jigging Rap(アイスジグ)】縦方向への操作で横方向へのトリッキーなアクションを演出するバランスドジギング。ウインターフィッシングにおいて、氷上での穴釣りに使用することからアイスジグとも呼ばれています。スレバスやスモールマウスの秘密兵器として。また真夏の深場に落ちたバス攻略に。ボートからのヒラメやマゴチ釣りに。フィギュアエイトで根魚を。あらゆる魚を完全攻略。季節を問わず活躍します

 
 

WSRのキャスティングでもバコバコ

 
 

2ロープや海藻、浮遊ごみにはベイトが付くのでチャンス(写真上)。岸から離れた漁船の陰にもカマスは着いている(写真中)。長い堤防は探り甲斐あり隠れ場を見つけよう(写真下)

 
 

おなかのフックにがっちりフッキング

 
 

新製法によって、さらなるスーパーラインに生まれ変わったラパラのNEW TITANIUM BRAID。各ショップに入荷!

 
 

スプリットリングをかましSCフック8番を装着、フッキング抜群

 
 

【Trigger - X saltwater】フェロモンが効く! 最新テクノロジーが生み出した圧倒的な集魚&誘引フォーミュラ「trigger-x」は英国政府機関の環境漁業養殖センターであるCEFASが開発した究極の特殊誘引フォーミュラです。魚のフェロモンとベイトの成分を直接抽出し、配合させることによって、魚の本能を刺激しバイトを強力に誘発させることに成功しました。この「saltwater」バージョンは海水における対象魚全般に効果を発揮するスペシャルモデル。ハードルアーやソフトルアー、そしてジグ、さらにはサビキ、鯛カブラ等に付けてご利用下さい

 
 

サイトフィッシングに欠かせない偏光グラス

 

■じょーじ山本
プロフィール/アマレス、シュートボクシング、柔道など全国レベルの実績を持つ格闘系アングラー。魚類の生態にも詳しく、ラパラなどのルアーテスターを務める。ショア、オフショアを問わず、愛媛、高知をホームグラウンドにSWを楽しむ。シーバスに関してはシャローや磯のサラシでトッププラグゲームを楽しんでいる。
ブログ:塾長じょーじの気まぐれ釣行記
HP:ルアーフィッシング・イン・宇和海

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