俺流のテクニック&リグで新たなる釣りの世界を発見したい


エピソード7:真夏のメバル、デイゲーム


子連れアングラー
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 今大潮の17日、里帰りから戻りを次の日にして連休最終日。朝マズメを叩く程体力と気力がないため、夕方からの出発。今回もまた性懲りもなく、この時期に短時間でメバルを狙うつもりだ。
 無謀か、バカか。どちらとも取られるプランだと正直思ったりもする。それでも可能性があるからこそ足を運ぶわけだが…。通常では在り得ないことなのかも知れない。

 午後2時半に出発し、目的地の山口県柳井市には4時半頃到着。天気予報では雨とのことだったが、現地ではなんとかなりそうな空模様。このまま上手く事が運べば言うことなしだ。期待と不安が入り混じる。しかし、着いて見てびっくり、ど干潮ではないか。潮時チェックを忘れてた。う〜む。仕方なくタックルを準備、偏光グラスを装着してポイントへ向かう。
 ここは足場が良いので、いつものように若(うちのチビ)を連れて来た。竿を片手にベビーカーを押しながら防波堤を歩く。ひとひとぴっちゃんひとぴっちゃん♪(?) 子連れ何とかという時代劇があったような…。そんな歌が頭の中をぐるぐる回るというのもどうなんだか。気楽なものだ。傍から見ればどう見ても違和感ありあり。片や本気モードの釣りスタイルとベビーカー。それに気を紛らわすため、フックを外したビッグポッパーを渡してある。父親は相当な釣りキチ○○なのだろうと思われることだろう。しかし、そんなことは気にもしないのだ。! さぁ、キャスト&リトリーブ!



水面を睨んで居場所を探る…
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 さて、潮位は低いが偏光グラスで見える範囲を偵察してキャストを開始するのだが。小さいメバルとまだ胴長3cm程のアオリイカの群れが追っかけてくる。「危ないから触るのは止めなさい」。そう言いたくなるようなサイズだ。だが、こんなもんだろう。そろそろアオリイカの秋シーズン。通常ならわからないが、圧倒的なアビリティを発揮してくれる偏光グラスだけに水面下の動きが手に取るようにわかるわけである。アオリのサイトゲームには必需品ですな。

 再度見る。そしてまた見る、もっと見る。まるで池原ダムのスポーニング中のビッグバスを探すかのように…。探すのは魚の陰だけではない、ストラクチャーのある可能性を探すのだ。水深による色の変化や水流の変化する場所などを隈なく捜索。

 ふ〜ん。ふ〜ん…。一人で勝手に納得しながら一通り気になる場所を見ていく。そして手がかりを見つけた。一本ブイが浮いている下に切れたロープが沈んでいる。ここはスタートにもってこいだ。
 ロープは海底の何かに繋がれて、それに海藻が生えて大きなコロニーを作っている模様。それにロープに別のロープが結ばれて別の方に延びていることもわかった。これは、アイスジグの独壇場でしょう! 
 私は一番近い沈みロープから探るべくキャストを再開した。初弾はリトリーブに強いパルスウェイブをチョイス(改良アイスジグ。バックナンバー参照)。ロープの上をクロスさせるようにリトリー部で探る。狙いどおり底べったりのロープ際から少し“こまし”なメバルが食い上げてきた。
次も同じラインで一匹。サイズは18cmくらいか…。
 今度は少し沖に延びたロープの先になにかあると予測してのディープレンジ狙いだ。着水後少しカウントダウンをとり、スローリトリーブに細かいトゥイッチを時折り入れていく。すると、グッ…!? いや、これは根掛りだったのだが、確かになにかあることがわかった。次のキャストでもまた根掛り。さっきより少し浅めを引いたはずだが、もしかすると? どうやらテトラのような物が沈んでいるようだった。



オフシーズンでもグッドメバル連発!
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 潮位は少しずつ上がってきているのだが若(うちのチビ)が泣き出す前に勝負を付けなければならない。大体の規模を把握して、そのサイドラインをイメージだけで通す。気を張り詰め感覚を研ぎ澄まし、クッというアタリをスナップで弾くようにアワセる! すると今までにないヘッドシェイクがロッドを伝って来た。これは期待していいだろう。寄せるまでかなりスリルが味わえるファイトに周りの景色も見えなくなるほどだ。慎重に、かつ慎重に。そして足元で一気に引き抜くと、両型メバルだった。表情も解れる。これなら文句はないだろう。一つ大きな荷が下りたように感じた。

 写真を撮ったあと、しばし眺めて満足感に浸るが、時合を逃さないようキャストに移る私。そう、今はのんびりできないのである。続いて障害物の反対のラインを通す。潮の流れからいうと下流になるのだが、おそらく海藻などがなびいてある程度大きなシェイドを形成しているのでは? と考えた。簡単な読みだがやはり適確に的を得ていたらしい。キャストごとに反応がある。サイズはそれなりにいいサイズがポンポン出る。ストック量もそれなりにあるようだ。



 もうこれで終了にしても良い位は出しただろうが、どうしてもあとワンサイズ上をキャッチしたいという気持ちがキャストを止めさせないのだ。西日の差す海辺で今一度基本のアイスジグに掛けることにした。それなりの釣果で不満という程でもなかったがこれでダメなら終わりにしよう。
 気を取り直しストラクチャーの際をイメージだけで通し、小刻みなダートで潮の流れに任せドリフト気味に通していく。クンッという微かな反応にしっかりアワセを入れると、そいつは一瞬根がかりを思わせるような沈黙のあと、強烈なしめ込みをくらわせてきた。よし来た! 思わず声が出るほど会心の一匹。とにかく引く、違う魚かと思わせることもしばしばあった。根からはがして寄せるまで大した時間はかからなかったが、今日一番の獲物になったことは言うまでもない。またもこの時期に瀬戸内で20cmクラスのグッドサイズに出会うことができた。
 この時期にこのサイズが前回に続き連続とは‥自分でも驚くばかりだ。偏光グラスに助けられたものの、アイスジグをドリフトxトゥイッチのコンビネーションで出したわけだから、私にとっては大変心強いタックルであることは間違いない。おかげでまたいい釣りができた。

 この8月までメバル獲ってりゃ、まる一年メバルを釣り続けることもできるんじゃないのか? とさえ思ってしまう今日この頃。
 そうこうしているうちに若(うちのチビ)が腹を空かして泣き出したので、私は慌ててベビーカーを押してポイントを後にするのだった。夕陽の照らす防波堤を現代版の子連れ狼がてくてくと…。いや、狼ならまだいいか。次はいったいどこに現れるのやら。

●タックル
ロッド:ウエダ/PRO4EX スーパースプリットショットスペシャル 74SL 08'モデル
リール:ダイワ/NEWルヴィアス 2506(スプール&ベアリングカスタムモデル)
ライン:ダイワ/月下美人 月の響 0.3号+シーガー グランドマックス 0.6号
ルアー:ラパラ/アイスジグ&アイスジグカスタム(パルスウェイブプロトタイプ)他
偏光グラス:オークリー/ジュリエット+タレックス トゥルービュースポーツ(シルバーミラーコート)
        Gサイト(グラシーズ白島オリジナル)+タレックス イーズグリーン(ブルーミラーコート)


■梶本 林宏(カジモト シゲヒロ)ラパラモニター、グラシーズ白島モニター
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幼い頃から捕獲(ハンティング)術を両親から叩き込まれる。ダンゴ虫集めに始まり昆虫、両生類、鳥類、爬虫類、哺乳類、鉱石(化石含む)と、あらゆる採取方法と勘を磨く上で最終的に未知なる水中の住人に興味を抱くようになる。友達と野良犬を引連れて野山を駆ける頃もあり、野良犬のボス呼ばわりされることも。NBCのバストーナメント等ほとんどの釣りを経験するが、鮎の友釣りと磯の餌釣りだけは全く経験を持たない。関西を中心に某ショップの専属トーナメンターのような位置付けとなり、参戦すると賞は取って来るものの、時間と資金のやり繰りで参戦日数とポイントが貯まらず頂点には届かず仕舞い。現在、会社の幹部の「秘密?」を知ってしまった報いとして大阪から広島に飛ばされ、中国地方を拠点に活動する、悲運でしたたかなトレジャーハンターである。


   Special Thanks!
 


 

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