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終わりを見せないルアーターゲット、チヌ 魚にとって、ルアーアングラーという恐ろしい生物は、魚の生態を学び、習性を逆手にとり、場所・時間・潮・地形(カバー)・人工物(ストラクチャー)・レンジを状況に合わせ、その瞬間の自然な餌の如くロッドとリールを用い、ラインという糸を通しルアーという疑似餌を本物に近づけてしまう。ついには巧妙なチヌまでも、本格ターゲットにしてしまった。特に山陽では年間を通じルアーで釣れることもわってきており、エキスパートアングラーはおろか、今まで釣りに興味がなかった人までチヌのルアーゲームに嵌まってしまっている。ボトムからトップまでプラグを中心に広がりを見せ、プラグだがらこそ釣れるシチュエーションを全国のアングラーが、ボトム・ミドル・トップの各レンジでトライ&エラーを繰り返し、御当地釣方を確立させてきた。とてもブームという言葉に納まるターゲットく、どの釣りも奥深く、突き詰めようとすれば終わりはない。 プラグ全盛の今、ワームのほうが釣れる?! チヌは水温上昇とともに一部を除きボトム依存であったものが、3次元フィールドを自由に行き来するようになる。また水温変化順応能力にたけているキビレは、この山陽近辺では8月〜9月頃、産卵時期に入る。しかし、産卵後はどこへいってしまうのか? いつ帰ってくるのか、こないのか? など、未だはっきりとしない謎の多い魚である。山陽では、ここは真水じゃないの? といわれるような上流域まで遡るのはチヌであることが多い。横の釣りを中心に広がりをみせたチヌゲームだが、この時期は特に縦の釣りも見逃せない。ワームでチヌ自体アーキーヘッドであるコブラとグラスミノーSを好みメバルタックルのままで遊んでいた時期もあったが、それはあくまでエリアも限られたピンの釣り。知人の庭で、とても公にできる釣場ではなかったし、根掛りも多く自然に満足してやらなくなっていた。 しかし、ある日チームメンバーから、ワームを使用し爆釣したという情報を得た。ワームというフレーズに多少の戸惑いを持っていると思っていた仲間が、爆った! と純粋に喜んでいる姿を見て、自分も再度興味をもった。話を聞いてみると、ジグヘッドワッキーだったそのメソッドでは、ワームの食い千切られが激しく、金銭的にも環境的にも疑問を感じる部分が出てきたようだ。 そんな時ビビッ! ときたのが、スミスのAR-Jigというリップ付きのジグヘッド。これにストレート系、ホッグ系、カニ系のワームを試した結果、かなりのバイト数が得られたのだ。しかしながら、やはり食い千切られや吸い込みにくさが原因で、フッキング率はパッとしない。そこで、フナムシと称されるガルプのサンドクラブフリーの生分解ワーム(自然に帰るワーム))の組合せを思いついた。形状的にもイガイやカニとも見て取れそうな部分も、期待がもてる。 プラグでのチヌ釣りをメインにやってきたなかで、水流を動かす時に起こる流れの変化である波動は、その大きさと種類の違いによって反応が変わることがわかってきていた。細かなことは割愛させて頂くが、キモは大き目の波動と小さなシルエット。口の小さなチヌやキビレには、圧倒的にこれが効いたのである。 結果信じられないかもしれないが、この時期満潮時の陸っぱりで二桁の数釣りが、十分可能であることがわかった。ウエーディングでは…、想像しないで下さい(笑)。現にMリグでは授業料のみ払い、1匹しか釣れなかった友人が、そのバイトの多さに驚き、短時間で4匹も釣って見せてくれたのだ。アピール、フッキングともに、よりベターだといえる。ただ、勘違いしてほしくないのは、Mリグと同じステージでより釣れるというわけではないということ。横の釣りメインのMリグに対し、これは着水同時に勝負が始まる縦釣りでの提案。今まで攻めきれなかったヘビーなカバーを点で攻めるというものなのだ。つまりMリグはチヌの動向を推測し、気づかせ追わして狙う釣り方に対し、完全にそこにいることを前提とした狙い方となるのだ メリットとデメリットを把握して釣果に結びつける ■メリット●比重が大きく横方向の流れに強い。しかも通常のジグヘッドやテキサスよりもフォールが遅いいため、着水した時点からボトム迄の時間が稼げ、チヌとの勝負がより高い確率で味わえる。 ●エリマキ状のソフトリップが付いていることで、スナッグレス(根掛り防止)効果が高く、今まで攻めきれなかったカキヒビ奥や、ハードボトムでロストすることなく攻略できる。 ●ボトムノックはするものの、シャコ穴にリップを取られることなく、無駄にロッドを煽る必要がないために集中でき、チヌにプレッシャーを与えることなく、バイト数を多く稼げる。 ●ソフトリップの方向が変えられることで、流れやカバーに対して直にコンタクトさせやすくなる。つまり壁際を隙間少なく攻められ、落とし込みやベイチヌ等で活躍が期待できる。 ●大潮満潮潮位でもスプリット等をかます必要ないため、ラインのネジレやエビに成ることなく攻められる。 ●バイト多数。 ●止めてても食ってくる。 ●短時間釣行が可能。 ■デメリット ●飛距離が落ちる。 ●フッキングさせにくい。 ●臭い(ワームのフォーミュラ臭)。 ●バイトがないと魚っ気がないように感じてしまう。 ●サイズが選べない。 ●カバーを攻めるためラインの消耗をチェックしなければならい 新メソッドのキーワード ■ポイント1.梁が崩れた杭状になったカキヒビ 2.敷石とカキヒビの間 3.カキヒビとカキヒビの間 4.敷石際 5.ゴロタ場 6.壁際 ■アクション・テンションフォール ・カキヒビに一度引っ掛けてからのフォール ・ステイ ・スラッグシェイク ・リフト&フォール ・棒引き ■アワセスィープ(タックルバランスにもよるが、ロッドを煽るよりもリールを巻くアワセの方がいい) ■タイド 潮が動いているればOK ■ロッド ライトなシーバス用、バス用、強めなメバルタックル、3寸程度のエギングロッド、Mリグ専用ロッド ■リール ・スピニングリール:ダイワ2000〜2500番台、シマノ2500〜3000番台 ・ベイトリール:500〜1000番台 ■ライン ・PE8LB〜10LB ![]() ■ リーダー 16〜20LB(PE使用のみ) ■ジグヘッド スミス/AR-Jig(3.0g、5.5g・バーブ潰し) ■ワーム バークレイ/ガルプ・サンドクラブフリー(1/2、1インチ) ![]() ※今回実釣したポイントと広島市・太田川放水路左岸 (カキヒビ)で実釣したタックル ロッド:スミス/ブローショットボロン BSB-78BS Bayshore78 リール:ダイワ/セルテート・フィネスカスタム2506 ライン:バークレイ/ファイアーライン8LB リーダー:モーリス/バリバスVEP22LB(ヘビーカバー用) ジグヘッド:スミス/AR-Jig(3.0g、5.5g) ワーム:バークレイ/ガルプ・サンドクラブフリー1インチ 今回はメソッドの紹介のみに終わった感があるが、それでいいような気さえしている。気を使うことは、張らず緩めずでラインテンションを掛けること。今までMリグでは攻めきれなかったポイントで試してみると、新たな発見があるかも…、だ。『癒しの釣り』のお試し下さい。どれほどの釣果かは以下のブログでチェック! ●釣果はコチラ! >> With Nature ●その実力は? >> DRAGON LOOP ![]() |
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