●ザブラシステムミノーをインプレッション

 今回はシーバスアングラーに人気のルアー、ジップベイツのザブラ・システムミノー139Fについて、釣行を踏まえて触れてみようと思う。
 私がこのルアーを使用するきっかけになったのは、パッケージに記載されている「弱々しく、しっかり泳ぐ」このフレーズがとても気になったことと、ホームグラウンドとなる河川で使ってみたらどのような、釣果が出るのかが知りたかったからだ。



 ザブラ・システムミノー139Fを使った印象と特徴を挙げてみると、今現在数多く出ているシャロー対応ミノーで、リトリーブ時のスピードとロットの位置に寄るが、だいたい水深50cm前後の表層レンジを攻略するのに良いルアーだということ。
 アクションは、ロールアクションを中心に、タイトなウォブリンが複合的に発生し、またルアーが蛇行軌跡を描く姿は、まさに弱ったベイト! シーバスに対してオーバーなアクションではなく、さりげなくシーバスに存在感を見せるルアーだと感じた。
 また流れの変化、、潮目、ストラクチャーの際、流れ込みの合流付近などでは、サイドフラッシュデザインの効果で、シーバスに捕食のタイミング与え、バイトまで持込ませる効果があると思う。

 そして、これは私がルアーを選ぶ上でのことだが、必ず「飛距離」という問題が出る。私がよく通う河川でも、地形の変化の影響で、前までウェーディングで立ち込むことができたのに、ポイントまでルアーが届かない、あるいはルアーの飛距離が出ないのでポイントに近づかざるをえない(そうするとシーバスに対して、プレッシャーが掛かり釣れにくくなる)などの飛距離での苦い経験が在るため、重要なポイントとして考えている。
 その点このルアーは、ジップベイツオリジナルの「MAG・DRIVE」が使われているため、安定した飛行姿勢と強風・逆風の中でも飛距離が出る。これは、アングラーにとって、かなりのアドバンテージはずだ。またルアーが水面に着水後の立ち上がりのアクションは、ルアー内部に搭載されているウエイトが形状記憶シャフトを伝わり、フロントで確実に磁着固定されるため、ルアーが着水してから、シーバスを食わせる距離が短くても、確実にアクションを出してくれるだろう。


●実釣で92cmキャッチ!

 10月27日、徐々に朝晩の冷え込みが体に堪えるようになって来た、「秋本番」。デイゲームを中心に釣行を重ねていたが、久々にナイトシーバスを楽しむべく、山口県岩国市の今津川河口付近に釣行することにした。

 ポイントに着いたのが19時過ぎ。徐々に込みが入り始め、タイミング的には悪くない。場所的にはオープンだが、シーバスが釣れるポイントが狭いため、ルアーをストラクチャー上に上手く流すように、アップクロスにキャストする。ポイントにルアーが違う角度から入るように、ルアーの着水位置を徐々に変えながらキャストしてみた。
 時折手前付近で、ベイトを捕食するシーバスを確認することができたので、ザブラシステムミノー139Fで、ストラクチャー手前でルアーがターンするようにリトリーブしてみる。すると一瞬ルアーの引き抵抗がなくなり、次の瞬間ロットに「ドス!」と重いアタリが伝わって来た。瞬時にフッキングをアワせ、ランディングしやすい場所にシーバスを動かす。水面に姿を見せた時、シーバスの口には、標準装備されている「カルティバフックST―46」が、確実にフッキングされているので安心してランディングすることができた。手にしたシーバスは全長92cmの細身のランカーであった。写真を何枚か撮り、シーバスの体力が回復したのを確認してリリース。

 すでにこの時期、河川内にはイワシ、サヨリ、コノシロ、ボラなどのシーバスが好むベイトが豊富で、河川内にいるシーバスの他に、海からベイトに着いた回遊のシーバスが入って来る可能性も十分に期待できる。また釣行も上げ潮・下げ潮と両方狙うことができるので、ぜひ通っているポイントを両方の潮で調べて見たらどうだろうか。




●釣行データ

●釣行日:10月27日  天候:晴れ

●ポイント:山口県岩国市・今津川

●タックル ロッド:SWELLS/BLACK―RIDE86ML
        リール:ダイワ/CERTATE3000
        ライン:ラパラ/TITANIUM BRAID1.5号
        ルアー:ジップベイツ/ザブラ・システムミノー139F


●ZBLシステムミノー139F/ジップベイツ

■弱々しく、しっかり泳ぐ!

 ZBLシステムミノー139Fが目指したアクションはまさにこのフレーズ。オーバーアピールを避けた食わせのローリングアクションをベースとしながら、蛇行軌跡を描きながらのタイトなウォブリングを複合発生。ロールのみのアピール不足を解消し、その存在感をさりげなくターゲットに伝える独特のアクションガ魅力的。さらに、流れのヨレや潮目ではサイドフラッシュデザインが働き「ギラッ」と艶かしく反射し、ヒットのタイミングを作りだす。そして、この秋新色もデビュー! ラインナップはナイトゲームにおすすめの闇イワシ、秋雨による濁りが発生した時のゴーストライムチャート、デイゲーム=ギンクロオレンジベリーなどの一線で活躍のルアーばかり!



 

ランカー実績の高いザブラシステムミノー。シーバスアングラーなら1つは持っているはず

 
 

標準装備のカルティバフックST―46

 
 

今津川で実釣開始。狙うはイワシ着き!

 
 

込み、そしてベイトの入りがマッチ

 
 

細身ながら90cmオーバーのランカーキャッチ

 
 

チタニウムブレイドは細くて強く、感度が良いなど優れた機能がある反面、結束や根ズレなどに問題があったPEラインに、ラパラが出した答えは最先端マテリアルのスペクトラヤーンとナノテクノロジー応用の微粒子チタンコートの融合。PEの持つ優れた特徴をさらに進化させ、ナイロンライン並の扱いやすさを両立させている。細かなアタリを取って「乗せる」釣りで根ズレに強く、低伸度で感度と飛距離が向上

 

■プロフィール/神村達矢
GENCO契約ジップベイツモニター

志波洲庵OSD.2005.第1戦、2006、第3戦で個人優勝を果たす。一年を通してランカーを常に追い求め、シーバスを叩き出すアングラー

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