●気軽にデイシーバス!

 今年も早いものでもう11月。そろそろ寒がりの僕には辛い冬の声が聞こえてきた。シーバスに関しては、来たる産卵に向け、盛んにベイトを追うこの時期。ウエイトの乗った良型のシーバスを…、と行きたいところだが、今回は誰でも楽しめるデイゲームでシーバスゲームを手軽に楽しめるポイントを紹介したいと思う。
 
 シーバス、いわゆるスズキという魚は出世魚で、成長していくに連れて和名では
その呼び名が変わる。その基準や呼び名には個人差が大きく影響してくるので、ズバリこれだ!とは言いにくい部分。僕の周りでの呼びわけの基準を上げるならば、
セイゴ(40cm未満)、フッコ(40〜60cm未満 )、スズキ(60cm以上)というような感じだが、今回はライトタックルの釣りなのでサイズにこだわることなく、全てにおいてシーバスと言う表現を用いたいと思う。


●ポイント

 今回紹介するのは、山口県熊毛郡平生町東水場の「ひらおボートパーク」。南周防大橋のたもと(平生側)にあり、小型船舶係留施設やトイレがあり、駐車場が整備されているので、釣りにはとても便利な場所。
 昼と夜の違いを挙げると、夜間は南周防橋の街灯が付近で一番規模の大きい明暗部を形成するためベイトが集まりやすく、比較的魚の反応を得やすいスポットになりまする。特に今時期は下げ潮で、サヨリやイワシ着きのシーバスのボイルが盛ん。逆に、昼間はベイトも広範囲に散るため、橋下はシェードの濃い場所はショアからでは狙いにくく、あまり効率の良い場所とはいえなくなる。こうなってくると生きてくるのが波戸の内側。護岸や係留船が作り出すシェードが狙い目になるだろう。




●タックル

 港湾内のデイゲームでは、30〜50cm台のシーバスがメインとなるのでタックルのパワーをワンランク〜ツーランク落としてやる。レングスは、7〜7.6ftくらいまでが操作性がよく扱いやすい。シーバスロッドでいえばL表記くらい、メバルロッドで言えば大型用のものが適当。ラインに関しては小型のプラグを使うので、PEラインの0.4〜0.6くらいがおすすめ。リーダーはルアーのサイズを考えると8〜20lb。


●必需品

 そして、タックルの次に大事になってくるのが偏光グラス。係留船や護岸などのシェードの釣りメインになってくるので、バイトからランデイングまでが視覚で楽しむには偏光グラスが欠かせない。クリアーな港湾部であれば偏光グラスをかけなくともチェイスやルアーへの反応をある程度視認することができるが、今回のように湾奥のエリアでは、偏光グラスをかけているおかげで見えないチェイスというものがはっきり体感できる。良い偏光グラスは少々お高い気がするかもしれないがロッドなどのように特定の魚種に限らず使用できるのでデイゲームには欠かせないアイテム。といっても、ショップによってはTALEXレンズ+ブランドフレームでも\20,000から購入できる。


偏光グラスを使用すると水中の様子がよくわかる




●実釣

 11月12日。メバルロッド片手に、メバルプラグと9cm以下のシーバスプラグをボックスにまとめて出掛けてきた。ボートパークについてタックルを組んだ頃には、すでに時刻は9時過ぎ。偏光グラスをかけて準備万端! 港湾内を見渡すと、5〜7cm台のカタクチイワシがかなりの量入っている。朝マズメにくればよかったなどと思ってみたりする。しかしながら、サイトで数釣りするのなら光量がしっかりあるほうがタイトにシェードに着くのでこれからがおもしろいはず。

 まずはスミスのDコンタクトで連続トゥイッチを入れながらハイテンポでシーバスを誘ってみる。すると、係留船の下からワラワラとシーバスが湧いてきた。盛んにバイトしてくれるものの、ハイピッチのアクションテンポでフッキングに持ち込むのが難しいのでジェイドにチェンジしてファーストリトリーブで攻め直す。ロッドでルアーの進行方向を調整し、よりシェードにタイトに通すと「ブォンッ!」とシーバスが下からジェイドを突き上げてヒット! フッキングと同時に小型特有の激震エラ洗いで抵抗するシーバス。薄皮にフッキングしていたためにオートリリースと相成る。乗せ損ないとバラシをしながら小移動を小まめにし、反応のいいシェードを探して攻めて行くと今度はしっかりフッキング。小型ではあるが、タックルパワーを落としているので十分に楽しめる。

 今度はサイズアップを狙い、ジェイドにアイチューンを施し、さらにタイトに攻めると同時にリトリーブスピードの強弱で動きを大きく崩れるように調整する。着水と同時にラインスラックを取り、じわじわとシェイドにジェイドを誘導して、ここぞとばかりにリトリーブを早めるとアイチューンしてあるので強く水を噛ませ、ルアーの動きを破綻させるとシーバスがたまらず飛びつく! 今度はややサイズアップのタイリク。

 一通りジェイドで反応を得たので、今度はザブラシステムミノー50Sにチェンジ。このルアーの強みは50mmながら内部にマグドライブを搭載しているためキャスタビリティーがずば抜けていることと、標準でカルティバのST41の#が搭載されているので不意の大型にも対応可能なところ。まずはトゥイッチでルアーの動きを崩しながら誘ってみる。しかし、これは反応があまりよろしくないのでステディーリトリーブに変更すると好反応。早過ぎず遅すぎずがキモで反応の良い速度域を掴むと連発! その後もX−Rapのジャーキングやザブラミノーのステディーリトリーブで数本追加して納竿とした。

 今回はオープンエリアは触らなかったが、今日のようにベイトがしっかりいいるときはこちらでも十分にゲームが成立するのを付け加えておく。また、低活性時はワインドで魚を浮かせてからプラッギングする方法もある。この「ひらおボートパーク」のデイゲームは冬場まで楽しめるので、日中の空き時間にふらっと出掛けてみてはどうだろうか?








 

手軽に楽しめる港湾シーバスは、入門向きでもある。これからはじめる人にもおすすめ!

 
 

昼間の南周防橋。こちらもおすすめポイント

 
 

湾内にはおいしそうな導水口が…

 
 

タックルは取り回しのいいものを使いたい

 
 

デイゲームでは欠かせない偏光グラス。ベイトのサーチはもちろん、ルアーに対する反応など、釣果を左右する

 
 

SPYのフレームとTALEX偏光レンズがセットで、今ならなんと\21,000!→ glasses白島

 
 

定番、係留船からアプローチ

 
 

こんな感じで気軽にシーバスと遊べます!

 
 

ルアーはメバルも狙える50mmサイズでOK。こちらはZBL SYSTEM MINNOW 50S

 
 

X-Rapで、さらに追加。数釣りもOK

 
 

港湾内はカバーが多く、狙いところがハッキリしているので釣りやすい

 

■内山 拓樹/志波洲庵OSD 2005個人戦年間優勝を果たす新進気鋭のアングラー。釣りバカが災いして、ここ一年は車の助手席はいつも釣具。 親から「魚はいいから嫁を釣ってきなさい」と言われる21歳。GENCO契約モニター、グラシーズ白島フィールドテスター

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