●ハイシーズンのメバルを狙う!

 気温も随分と暖かくなって、すっかり春らしい季節になってきた。長く続いたアミパターンも、やっとイカナゴやコイカといった春ベイトが回遊を見せ、表層を泳ぐベイトに良型メバルが着きはじめている。
 今シーズン、備後エリアでの2020cmを越える良型メバル自体の魚影としては、暖冬の影響下、水温が下がりきらないことで、秋の産卵後に再接岸するはずの魚影はグッと薄くなったように感じてきた。そして暖かさも手伝ってアングラーの非常に多い真冬のシーズン。そのぶん場荒れも例年以上に進んで、良型を手にするのも厳しいと感じているアングラーの方も多いのではないだろうか。
 とはいえ、メバルは「春告魚」といわれるだけあって、シーズンとしては真っ只中。秋、冬、春のパターンのなかで、一番様々なアプローチに反応してくれるのは、やっぱり春。プラグでメバルゲームが楽しめる時期本番がやってきたのだ。
 しかし、ひとことに「メバル用のプラグ」といっても多種多様なアプローチのものがある。その中でも今回は、ジップベイツのザブラシステムミノー50Sのメバル専用カラーを使って、シャローに潜む良型メバルを狙ってみようと思う。




●ルアーコンセプトについて

 50mm。こんなに小型のスモールルアーでありながらも、ジップベイツのルアーには欠かせない重心移動システム「MAG-DRIVE」をしっかり搭載している。このシステム、このクラスのプラグでは他に類を見ないほどの飛距離が出る。ライトゲームが故のウェイト不足よる問題を解消しており、「あともう一声」の飛距離は十分に確保できるといっても言い過ぎではない。
「独自のナチュラルアクションでバイトを誘う」。魚がいるポイントであれば、いわゆる「タダ巻き」で誰でも簡単に魚を捕まえる事ができる。これは、ルアー自体の力があることの証明。
「水平フォール」。これはメバルゲームが大好きな方なら誰でも知っていることと思うのだが、メバルという魚は、すこぶるフォールのアプローチに弱い。このルアーはその辺をちゃんと考えて、アプローチできるように設計されている。「タダ巻きでリトリーブするだけのアプローチだけでは、おもしろくない」なんていうコアなアングラーでも十分「考えながらアプローチできる」ルアーだ。


●プラグとワームの使い分け

 基本的にメバルは雑食性の肉食魚。小魚や甲殻類、イソメなどの虫やイカなど、なんでも食べるフィッシュイーターだ。その中でも、季節やベイトの量によって極端な偏食する場合もあれば、本当に何でも関係なく食べる場合もある。そして、そのそれぞれを演出するために、プラグもワームもそれぞれに得意なところを生かして、適材適所で使い分けることがベスト。
 私の住む備後エリアは、一般的な漁港など水深のあるポイントで、表層に小型、ボトムに良型の混在する率が高い。水深が8mとか、10mとかいったポイントでボトムから良型を引きずり出す、なんてことは、プラグでは困難極まりない作業。もともとそんな風に設計されていない。こういったポイントでは、比重を生かしたジグヘッド、ワームでのアプローチで十分だ。
 プラグが威力を発揮するのは、対照的にシャローメインのポイント。パテント状にウィードやストラクチャーが絡むようなポイントには、たくさんのメバルが身を潜めている。そして浅場に差しているメバルにも良型は、たくさん混在している。水深がないことでジグヘッド、ワームでのスローなアプローチにも限界があり、根がかりも多発。こういったポイントでは、水面付近での「止め」やデッドスローなアプローチもできるプラグが断然有利となる。


●釣行レポート

 3月25日。早速、岡山県笠岡市の真鍋島へと釣行してきた。真鍋島は潮流の速いポイントが多く、時として釣りにならないほどのエリアだが、さすがに干潮潮止まりが絡み、小潮ということもあって、ほとんど潮流はストップの状態。フィールドのコンディションは最悪に近い状態。しかし、外灯のある漁港周辺には、隣接してたくさんのシャローエリアがある。周辺は根も荒く、ウィードも十分。

 さっそく、タックルにZBLシステムミノー50Sをセットしてキャスト開始。丁寧に外灯の効いているエリアを探っていくものの、活性の高い小型中心がヒットしてくる。飛距離は出ないにしろ、ただ巻くだけなら軽いワームでもできる業。ロッドを上にあおりながら軽くトゥイッチを入れ、スローフォール。このフォールさせている間にヒットした。

 間隔を大きくとればとるほどヒットしてくる瞬間が醍醐味となり楽しさも増す。ZBLシステムミノー50Sには他のミノーとは違う特徴があって、ロッドティップを上げたり下げたりすることによってアクションするレンジや向きが変わる。普通にトゥイッチを入れ、左右にヒラ打ちするだけでなく、上下にもアクションさせることができる。このあたりも使い勝手の広がるおもしろいところ。沖から手前へと、レンジによってアクションを変えてアプローチしていった。



 その後もヒットはするものの、明るいスポットには、やはり小型が多い。そこで狙いを明暗部の暗がりに絞ってみる。意外と人間の目からみると、真っ暗に思えるようなところにも外灯は効いていて、こういったところに良型が着いているケースは非常に多い。ただ、このフィールドコンディションで、どれだけの良型が反応してくれるか、心配な気持ちもあったのだが、数投目にヒット。横っ走りしながら上がってきたのは、丸々と太った24cmのグッドコンディション。この1匹のヒットで私のモチベーションも上がった。
 とはいえ、シビアな条件には変わりはない。スレさせないように暗がりを丁寧にアプローチ。お世辞にも爆釣とはいえないながらもヒットは続き、キャッチしたグッドサイズは、23~25cmと良型が顔をそろえた。干潮潮止まりから込み始めになると、期待していた潮の動きは更に止まってしまい、魚からの反応も途絶える。しばらく様子を見ていたが、好転する様子もなくここで終了となった。

 春になると、ワームよりプラグの方が有利となるシチュエーションが増えてくる。ポイントによってはプラグにしか反応しなかったりする場面も多様にある。今回は、特に悪条件の揃った釣行となってしまったのだが、そんな中でもしっかりと魚を出してくれたこのルアーは、誰が使ってもルアーローテーションの核になると思う。
 シャローに、ディープに、アプローチもさまざま。幅広く反応を見せてくれる、一番おもしろい季節に入ったメバルシーズン。数よりサイズ狙いに入ってくる時期。まだまだ、今後に期待して楽しんでいきたいものだ。


●釣行データ

●釣行日:3月25日  天候:晴れ  潮汐:小潮

●ポイント:岡山県笠岡市・真鍋島

●タックル ロッド:ブリーデン/激流モンスターTR74MH
        リール:ダイワ/セルテート2000
        ライン:バリバス/ライトゲーム・フロロ3lb
        ジップベイツ/ZBLザブラシズテムミノー50S

●レポート:高木 謙一郎 Weblog:・DISCOVER SEASON'S


●ZBLシステムミノー50S/ジップベイツ



ルアーの性能が大きく釣果を左右する!

 メバルをはじめ、カサゴやソイ狙いではスローミディアムスピードによる食わせのステディリトリーブに対応し、ナチュラルなアクションでヒットに導きます。またフォール姿勢を水平に設定。フォーリングに高反応を示すターゲットを意識した仕様です。テクニカルなソルトウォーターゲームに最適のコンパクトミノー。港湾部や磯場、小規模河川の河口域において、セイゴ、メッキ、メバルなどのアクティブなターゲットを狙うために開発されたコンパクトミノーです。飛距離や操作性のよさはもちろん、群れで移動するこれらのターゲットにプレッシャーを与えず見切りを減少させるためのサイレントボディも他のザブラシリーズ同様、小さくても万全の設計です。



 

メバルは今がハイシーズン!

 
 

ZBLシステムミノー50Sでシャローを狙う

 
 

50Sはマグドライブシステムを搭載

 
 

ポイントに応じて使い分けよう

 
 

真鍋島でメバルを狙う

 
 

外灯周りを中心に丁寧に探っていく

 
 

グッドサイズをキャッチ

 
 

ZBLシズテムミノーをバックリ

 
 

その後も次々とヒット

 
 

釣れる! 瀬戸内セレクションカラー

 
 

まだまだメバルシーズンは続く!

 

■プロフィール/髙木 謙一郎
少年時代から釣りは大好き。SWの世界に魅せられ、ショアシーバス、メバル、チヌをメインに追い続けている。 それぞれのシチュエーションで適材適所応じたルアーセレクトを選択し、 それぞれのタックル、そしてルアーの個性や、いい意味での癖を最大限釣果に反映できるよう 研究し、常に柔軟な姿勢で使いこなせることを心情としている。
ブログ:DISCOVER SEASON’S

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