●港湾おすすめのルアー

 桜も早いところでは満開を向かえ、中国大陸から風に乗って届く黄砂が視界をぼかし、すっかり春本番。そんな春時期のシーバスゲームで一番熱気があるのは港湾ではないだろうか? 
 というのも、春は暖かい南よりの風が強く吹くので、冬場は透明度が高くプランクトンの少なかった浅場から濁りが入り始めてプランクトンが増えることによって水温が安定し、プランクトンの多い深場にいたであろうカタクチイワシやイカナゴが浅場に寄ってきたり、常夜灯まわりではコイカの回遊が見られるようになるからだ。一度ベイトが入るとしばらくの間は釣果が安定しやすいのが、この時期の港湾の魅力。

 私自身、港湾の釣りのときはオカッパリが主体ということもあって、ついついたくさんルアーを持って行ってしまうのだが、今回はその中でも必ずタックルボックスに入れて持ち歩く、デュオのベイルーフS80のナイトゲームについて書いてみたい。

●湾岸キラー、Bay RUF

 一概にベイルーフと言っても、S(シンキングミノー)、V(バイブレーション) P(シンキングペンシル)、R(スタビライザー付のシンペン?)と4タイプある。
自身の記憶が正しければ、S80が一番最初にリリースされたモデルだったと思う。
スペックは80mm・シンキング11g。
 カラーは高いフラッシング効果を生むフラットフォルムのルアーだけにホロ系を中心にパール系・クリアー系がラインナップされている。
 個人的に夜の港湾部=常夜灯周り感があるので自分でクリアーカラー作ったりもしているが、今後のクリアー系のラインナップがもっと増えることに期待したい。

 S80の主な使い方は、常夜灯の生み出す明暗部、カバー&ストラクチャー際、岸壁でのステディーリトリーブやソフトトゥイッチだ。特にホロ系カラーのソフトトゥイッチや弱めのワンピッチジャークで高いフラッシング効果が得られるので、口を使ってくれないシーバスにリアクションバイトを誘発させてくれる。
 また、クリアーカラーはイカ着きでスローに漂わせたいときや明かり周りでホロ系に反応の悪い個体によく効くので、必ずホロ系とクリア系の二種は持っておきたい。


●チューニングで釣果UP

 また、基本的なことではあるが、この手のミディアムレンジのミノーで気を使いたいのはラインアイのチューニング。比較的均一な生産が可能なインジェクションルアーだが、どのメーカーでもいえることだが当然個体差は存在する。ナイトゲームでスローにリトリーブする場合にはこの手の個体差はあまり気にならないかもしれないが、デイゲームのようにミディアム以上のリトリーブ域がメインになってくる状況ではラインアイが少しでも傾いていると動きが大きく破綻しやすいのでNG。細かな部分だが、使用前に微調整を心がけたい。
 しかし、逆にこのラインアイの傾きを利用するのも一つの方法で、岸壁やカバー&ストラクチャーによりタイトに攻めたいときに寄せたい方向と逆に少しアイを曲げてやると壁やストラクチャーに向かって泳いでくれる。そのさまは、まさに追い詰められたベイトフィッシュ!

 シーバスという魚は、なかなか一つのルアーだけで攻略できるような魚ではない。したがって、このベイルーフS-80だけあればとは決して言えないが、この時期のおすすめNo.1であることは間違いない。
 ベイルーフシリーズ中でも一番使用用途の広いS-80をBOXに忍ばせて春の港湾へ出掛けて見られてはいかがだろう?

●Bay RUF S / デュオ

■キレのあるヒラ打ちアクション



フラットサイドフォルム&低重心設計が生み出す振り幅の大きいワイドロールアクションは、程好い使用感と共に全てのリトリーブスピードにストレス無く対応し、ロッドワークによりアングラーが意図するヒラ打ちアクションを演出。高いフラッシング効果とあわせリアクションバイトを誘発します。初心者にも扱いやすいコントローラブル性能と、エキスパートのコアニーズに対応するフレキシブル性能を両立し、ベイエリアの多彩なターゲットを魅了するシンキングミノーです。

●S50 50mm 4.2g ST36 #10 ¥1,365  ●S70 70mm 7.8g ST46 #8 ¥1,365
●S80 80mm 11.0g ST46 #6 ¥1,470

 

手軽な港湾エリアを攻略するなら、ベイトに合わせたルアーを使いたい

 

カバー&ストラクチャーに強い要素が詰まっているデュオのベイルーフ

 

ライトダウンされたソフトカバーにも効果絶大

 
 

高いフラッシング効果でリアクションバイトを誘発、口を使ってくれないシーバスにアピール! ステディーリトリーブやソフトトゥイッチ、弱めのワンピッチジャークで誘いたい

 
 

港湾といえどもビッグフィッシュが期待できる

 

■プロフィール/内山 拓樹
志波洲庵OSD 2005個人戦年間優勝を果たす新進気鋭のアングラー。釣りバカが災いして、ここ一年は車の助手席はいつも釣具。 親から「魚はいいから嫁を釣ってきなさい」と言われる21歳。GENCO契約モニター(スミス、デュオ、ジップベイツ)、グラシーズ白島フィールドテスター
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