●イワシパターンはじまる!

 秋の気配を徐々に体で感じる今日この頃、私が住んでいる山口県西部の岩国市周辺の河川河口や港周辺には、8月上旬から徐々にイワシの姿を発見することができるようになり、日々釣行の合間や仕事の前後の僅かな時間を、チェックに費やす日々を過ごしていた。
 しかし、8月上旬の鰯の群れは、河川河口周辺に現れたり消えたりの繰り返しで、群れ自体の動きを把握する事が難しく完全に見失う日も多くあった。
 その後、8月の後半からイワシの群れの数も少しずつ多くなり、河川河口周辺や海岸沿いの岸際まで群れが入って来るようになってきた。だがその群れ全体を見ても、クロダイやシーバスが着いている気配はなく、イワシパターンを楽しむには、もう少しの辛抱だと自分自身に言い聞かせ、チェックを続ける。

 そのチェックの方法とは、河川河口周辺だけのチェックだけではなく、風の影響で左右されるイワシパターン! 風の影響を受けた時、どのポイントに集まりやすいかを、仲間で集めた過去のデーターと照らし合せ、どの状況でも対応できるチェックをするように頑張ってみた。

 そしてその苦労が釣果に徐々にでてきた。

 9月18〜19日(小潮)いつものように夜中のベイトチェックと早朝の釣行をしに、門前川河口と近辺の港周辺の海岸沿いに行ってみた。18日、夜中の河川のベイトチェックを済ませ、港をいくつか回ってみた。
 自分なりにイワシの群れが着いていると思うポイントを絞り込んで回っていたのだが、以外にもイワシの姿を確認することが難しく、港周辺の外灯下で僅かな群れを発見するだけであった。
 しかし、釣果が出なくても自分がここだと思ったポイントなので、僅かなイワシの群れが化けることを願い、早朝に出直すことにした。

 早朝5時まだ薄暗い中ポイントに到着、夜中の状態と比べイワシの群れの数は多く、水面の波紋を簡単に確認できる状態のため、私自身のテンションも一気に急上昇となった。すぐに車に戻りタックルの準備を済ませる。
 さて! どのルアーを使うかな? といつもなら迷うのだが、今回はどうしてもクロダイやシーバスの引きを楽しみたい、またその捕食シーンを見て堪能するぞと決めていた。そうなるとトップ系のルアーが、私の我がままを叶えてくれる。その中で今回はジップベイツのペンシルベイト、フェイキードック・ソルティーを使用しどれだけの釣果を出すことができるか挑戦してみた。

●TOPで連続バイト&ヒット!

 ポイントの状態はまだ下げ潮が効いており、所々で怪しいモジリが見えていた。さあ釣り上げるぞと気合を入れてキャストを開始! イワシの群れも潮の流れに乗って、左から右方向に流されるように移動する群れと、手前の深み周辺に止まる群れと分かれていた。
 まず手前の深み周辺から狙うことにした。飛距離がよく出るため、広範囲を探りながら深み周辺にルアーを通してみる。風は無風状態で海面は波一つ立っていない最高の中、ルアーが右、左と水面を押し出すように、ドッグウォークをしながら戻って来る。

 すると深み周辺にいた鰯の群れが、海面を黒く描くかのように逃げた! するとルアーの背後の水面の様子が一気に変わった。そう、クロダイがルアーの背後に着き、捕食のタイミングを計りながら追いかけている。アクションをそのまま続け、捕食(バイト)まで持ち込ませキャッチ成功! サイズは35cmと小柄だが、イワシを食べているようで、コンディションが良く、腹がパンパンであった。



 その後下げ止まりまでは、ポツリポツリとチヌの枚数(10枚)を増やしていく。日も徐々に高くなり込み潮が効いてくるようになると、潮の流れも右から左に変わり、イワシのサイズも4〜5cmから8〜9cmの群れに変わってきた。
 イワシのサイズが変わると、今までチヌだけの反応だったのだが、シーバスのボイルも確認できるようになり、クロダイ&シーバスと両方を狙える状態に突入していった。

 フェイキードッグ・ソルティーの操作も、遠投で距離が出ている時はロッドを立てるようにし、手前までルアーを回収している時には、ロッドを倒し気味にしてアクションを入れるようにした。僅かな差なのだが、活性の高いクロダイ以外に捕食のスイッチを入れ、フッキングまで持ち込むには、できるだけラインが水面に接触しないようにする方が私はいいと思う。
 また、アクションもリトリーブスピードとロッドの操作のタイミングを微妙に調整することにより、アクションに強弱をつけ、捕食の間をアングラー自身が作りだすわけである。ここでというところで「バシッ」とフッキングができたら最高ですよね。



●フェイキードッグ・ソルティの底力!

 釣果の方だがこの時点で、フェイキードック・ソルティーでクロダイを43枚! を上げているため、フィーディングレンジを表層のイワシからレンジの深いイワシに切り替え、シーバスに狙いを変えてみる。使用するルアーはジップベイツのザブラシステムミノー7Fで狙う。ルアーのサイズ、レンジとベストなため、必ず釣果を出すことができると信じていた。
 そしてその読みが見事に的中、チヌの猛攻を交わしながら泳ぐルアーを一撃でバイト! ファイトシーンを堪能してキャッチしたシーバスは、70cm半ばのサイズであった。その後もフェイキードックなどでチヌ・シーバス相手にロッドを曲げ続けた。そして、日も高くなり体力的に限界がきたので、釣行を納竿とした。

 結果、釣果の方はチヌ・シーバスと今回使った2個のルアーでチヌ最大45cmを計55枚 シーバス最大75cmの6匹と十分な釣果を出すことができた。これからさらに熱くなるイワシパターン! みなさんも、ぜひ、試してもらいたい。



●釣行日:9月18〜19日 小潮

●ポイント:山口県岩国市・門前河口、国道188号大島方面海岸沿い

●タックル
  ロッド:ティファ/BLACK―RIDE86
  リール:ダイワ/CERTATE3000
  ライン:サンライン/CASTAWAY PE1・2号
  ルアー:ジップベイツ/フェイキードックソルティー、ザブラシステムミノー7F




●フェイキードッグ・ソルティ/ジップベイツ

  エキサイティングなクロダイ&シーバスのトップウォーターゲームを
  楽しむための必携ペンシルベイト!



夏の日中という、通常であれば悪条件と言われるコンディンションを逆手にとり、ペンシルベイティングを見事にハメて結果を導き出したルアー。それがこのフェイキードッグソルティです。ボディ後方にタングステンウエイトを内蔵。驚きの飛距離を実現。かつ簡単にドッグウォークアクションが演出できるバランス設定でベイトのエスケープアクションを表現します。

サイズ:90mm ウエイト:12.0g 希望小売本体価格:¥1,500


 

水面にはイワシの群れが! いよいよイワシパターンの到来だ

 

日々チェックを重ね、時は今!

トップゲームのペンシルベイトといえばジップベイツのフェイキードッグ・ソルティー

まさしくベイトはイワシ

まずはクロダイがヒット! その後、怒涛の連続ヒットが待っていた!

なかなかのグッドファイター

コンディションは抜群でテールフックにバイトしているところを見ると、追い食いでイワシを追っていることがわかる

クロダイのラッシュは続き、気がつけば55匹の釣果!

ガッチリとフッキング

イワシライクなボディでシーバスを魅了する

これからがオンシーズン。楽しみになってきた

■プロフィール/神村達矢
GENCO契約ジップベイツモニター
志波洲庵OSD.2005.第1戦、2006、第3戦で個人優勝を果たす。一年を通してランカーを常に追い求め、シーバスを叩き出すアングラー
Weblog:CAST & BITE

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