●タイドミノーSLD!

 今回はタイドミノーSLDを紹介したいと思う。このルアーは、パッと見タイドミノースリムと見間違うような外観をしているが、実際に使用してみると特性に大きな違いがあるのに気がつくはずだ。釣具店で見かけてそのように思った方は多いと思う。
 では、一体どんなルアーなのか分かりやすく解説したいと思う。




SLDの特長

 タイドミノーSLDは「飛び」の性能に重点を置いて設計されており、スリムシリーズと比べても明らかな飛距離アップが体感できる。タイドミノーサーフと同等の飛距離が出せると言えばイメージしやすいだろうか。しかし、「泳ぎ」の性能を低下させるウエイト増で飛距離をのばしているのではなく、全体的なバランスを極限まで追求し飛躍的な「飛び」の性能アップを実現させている。リップも短くワイド化され、空気抵抗の軽減とスイムアクションレスポンス向上がはかられている。

 アクションについても、スリムがタイトローリングアクションなのに対し、SLDはタイトなウォブンロールアクションで、潜行深度も約20〜70cmに抑えられている。特筆すべきはスローでもしっかりと水を捉えてアクションし、ランカーの補食ゾーンでもある表層を誘い続けられる点であろう。
 スリム140は、リトリーブスピードを速めるとウォブンロールへと移行し、スローではアピール不足感があったのだが、SLDはスローで、しかも遠くでウォブンロールでアピールできる。コノシロやサッパなどがベイトの場合、ウォブンロールアクションのルアーが有効で、これはコノシロの幅広ボディーから発生される波動と、ベイトの濃さ、シーバスの活性に関係している。コノシロに着いたシーバスは活性が高く、ルアーの存在に気がつけばバイトしてくる。とにかくコノシロよりも目立つ必要があるのだ。この話をしだすと長くなるのでこの辺で切ります(笑)。

 では、私が実際にフィールドで使用した感想を話したいと思う。

 まずは「飛び」についてだが、はっきり言って「凄い!」の一言。軽くキャストしただけでも同サイズのスリム系ミノーの飛距離が出せるし、向かい風、横風時にも飛行姿勢を崩すことはほとんどなかった。 私のホームグラウンドである山陰の汽水エリアは、ポイントの多くが黙々とキャストを繰り返しながら広く探る回遊待ちを強いられる。この時、ルアーの飛距離はモチベーション持続にも大きく影響するし、遠くでの突然のボイルに対しても最大の武器となりうる。

 次はアクションについてだが、ミディアムリトリーブではタイトなウォブンロールアクションで、手元までブルブルと程よい使用感が伝わる感じだ。私が最も注目したのが、大型のチャンスが高まる潮の動き始めや、潮止まり前の潮流が緩い状況でもしっかりと釣れるアクションをしてくれる点だ。逆に潮流が速い状況ではスリムシリーズ程の完璧なスイム性能はないものの、ストレスなく使用できる範囲だ。むしろ、ヨタヨタ感が強まりおもしろいだろう。潜行深度も浅く抑えられているので、水にラインが無駄に引っ張られることもなく、ドリフト時にもコントロールが容易であった。
 使い方は、ロッドアクション等を与える必要はなく、ミディアム〜スローの「ただ巻き」がベスト、実釣においても多くのシーバスをヒットさせることができた。適合フィールドは汽水域シャローエリアや干潟、大河川、サーフなど比較的距離を必要とする場所にマッチするが、フィールドを選ばず使用できるだろう。カラーラインナップも豊富で様々なフィールド環境に対応できるだろう。中でも私はチゴリイワシと活イワシがお気に入りだ。



 タイドミノーSLDは「飛ぶ」、「泳ぐ」、「釣れる」の三拍子をすべて高いレベルでクリアしていると私は感じた。しかも、使い手を選ばずビギナーでも使いやすいルアー仕上げられていると思う。
 もしも、無人島に漂着したとしてもSLDがあれば「食いっぱぐれなし!」。みなさんも、ぜひタイドミノーSLDを試してみてください。このルアーなしではゲームができなくなりますよ。くれぐれもSLD中毒にはご注意を!(笑)

釣行データ

●ポイント:島根県松江市大橋川

●タックル
  ロッド:パームス/サーフスターSSS83−SP
  リール:ダイワ/セルテート2500
  ライン:バークレイ/ファイヤーライン1.2号
  リーダー:モーリス/25LB
  ルアー:デュオ/タイドミノーサーフ150、タイドミノーリップレス・スリム

●レポート:浜田 恭(GENCO契約デュオモニター)


●TideMinnow SLD / デュオ



【“飛び”を最優先に 開発されたスリム系ロングディスタンスミノー】

シーバスゲームにおいて優れたキャスタビリティーは、圧倒的なアドバンテージをもたらすとともに、アングラーがモチベーションを維持するうえでも極めて重要なファクターと言えます。タイドミノーSLDは、完璧なスイミングレスポンスよりも、限界点を越えるキャスタビリティーを追求することで、最も“飛び”に適したウエイト設定とリップ形状を採用。同一カテゴリーではまさにトップレベルの飛距離を備えます。

【程良い使用感で使い手を選ばないウォブンロールアクション】

キャスタビリティー重視の設計とはいえ、タイドミノーSLDは単に飛ぶだけのミノーではありません。タイドミノーの名に恥じないスイミングレスポンスを備えます。アクションはタイトなウォブンロールで程良い使用感を伴います。スローでもキッチリと泳ぎ、流れの変化や引き波を感じ易いので、ビギナーにもストレス無く扱えます。潜行深度は約20〜70cmと潜りすぎないように浅目に設定されています。

125SLD−F 125mm 14.5g ST46#6    145SLD−F 145mm 20.5g ST46#4


 

ぶっ飛びSLDは広範囲に探ることができるスーパールアーだ

 
 

その実力は使ってみると、すぐに実感できる

 
 

SLD125と145

 
 

スリム140とリップ比較

 
 

こいつが居れば迷わず投げろ!

 
 

タダ巻きでも泳ぎはしっかり!

 
 

オンシーズンだけにすぐさまヒット!

 
 

ロッドをブチ曲げる!ファーストヒットは中型か?

 
 

足元に寄せてランディング

 
 

キャッチ! その後ランカークラスもヒットした!

 

■浜田 恭/プロフィール
GENCO契約デュオモニター
シーバスはもとよりSWゲーム全般、そしてサクラマスをはじめとするトラウトゲームでも実績を残す、山陰のエキスパートアングラー

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