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| ●スミスからタチウオ専用ロッド”オフショアスティックLPJC-SF60SC”NEWリリース スミスからソルトウォーターロッドのオフショアスティックシリーズが数多くリリースされている。今回のロッドインプレッションでは、昨年12月にリリースされたばかりのライトパフォーマンスジギングロッド「オフショアスティックLPJC-SF60SC」をクローズアップしようと思う。年々タフ化するフィールドに対応すべく完全掛け調子のライトジギングロッドだ。ジグに触るタチウオを全て拾っていくようなモダレートスローアクションのブランクスを採用している。年々タフ化していくフィールドでは、アングラー自身バイトを捕らえようと必死になっているのだが、手に伝わってこないバイトも多数あるのが現実。これは私自身も目の当たりにしているし、プロやアマチュア問わずご覧の皆さんも感じていることだろう。メタルジグのカラーやラインだけでなく、やはりジギングロッドもフィールド・魚の状態により適材適所なのである。このスペシャリティージギングロッド「オフショアスティックLPJC-SF60SC」について私の実釣も交えてご紹介しよう。 ●スペシャリティージギングロッド ■ジギングロッドのタイプ 近年のジギングロッドについては大きく分けて2種のタイプが存在する。@「操作性を重視したタイプ」 A「魚を掛けることを優先したタイプ」に分けられると思う。近年はオフショアでのタチウオゲームが確立されつつあり、専用ロッドが数多くリリースされている。 その数多くリリースされている多くは、A「魚を掛けることを優先したタイプ」である。これは硬く鋭い口を持つタチウオをキャッチするためには必要なのだが、ただのべナベナロッドではロッドの復元力が低くタチウオをいなすどころか、いなされてしまう。また、ジグをシャクる際にガイドにラインが絡むなどのトラブルが頻発してしまうのだ。そんなロッドに悩まされているアングラーは多いことだろう。 そのような悩みを抱えているアングラーにおすすめしたいのが、オフショアスティックLPJC-SF60SCだ。ジグの操作をスローアクションに限定し、軽さ・細さ・強さ・繊細さを徹底追求したタチウオジギングスペシャルロッド。素材に中弾性フルソリッドカーボンを採用しており、チタンフレームSICガイドをフル装備させた超軽量ジギングロッドだ。 スローアクションに限定することで140gのメタルジグを長時間操作しても疲れにくく、低活性なタチウオまでも取りこぼさないロッドアクションに仕上がっている。また、軽量でメタルジグの操作性も抜群に良い仕上がりで、バット部には張りがあり大型のタチウオやサワラがきても難なく取り込めるパワーをも持ち合わせているのでタックルに不安を抱くことなくストレスフリーに釣りが楽しめる。 持った瞬間にロッドの張りと軟らかさがすぐさま伝わる。「軟らかすぎる…」と思われるかもしれないが、幽霊魚とも呼ばれるタチウオへのフッキングを考慮すれば妥当だと思う。こればかりは実際にフィールドで使用してもらわないと伝えきれないのが残念なところだ。またメーターオーバータチウオの負荷がロッドに乗ったところで全体的にベンドし始め、トルクフルに走るタチウオに対し適度な「柔」と「剛」を感じ取ることができる。その繊細なロッドバランス・セッティングが心地良い。 ■ラインのガイド絡み激減スパイラルガイドを採用 この「オフショアスティックLPJC-SF60SC」はLDB+LNスパイラルガイドを採用している。今まではジグをシャクる度にPEがガイドへ絡まっていないか確認する作業にストレスを感じていたのだが、このスパイラルガイドでストレスは一気に解消された。 また、スパイラルガイドとブランクスルーノンスリップESCのお陰でフォーリングバイトも難なく取ることができる。この技術躍進は実際に使用して頂ければすぐ実感してもらえると思う。タチウオロッドの概念を覆すすばらしいロッドシステムだ。 ■タチウオにマッチするPEライン ラインはYGKよつあみ「POWER ZENITH スリムPE投0.8号」を使用している。ショックリーダーは歯が鋭いタチウオ対策として50lbを使用。投げ用ラインを使用しているのは通常の船PEだとラインカラー切換箇所でブレイクされることが多いためだ。投げ用PEのほとんどは25mピッチでの切換なので切換箇所も少ない。これは友人に教えてもらったラインシステムなのだが、ラインカットされることがほとんどないので非常におすすめだ。 ●オフショアスティックLPJシリーズ/タチウオ(全2モデル) CASTING モデル ・LPJC-SF60SC SPINNING モデル ・LPJS-SF60SC 対象魚種を問わずロッドインプレッションの際にいつも確認する項目がある。それは基本性能を備えたロッド設計であること。ご覧の皆さんはご存知だと思うが、その基本性能とは何かを復習してみようと思う。 @ティップセクション、ベリーセクション、バットセクションが個々の仕事をしっかりと行い、かつベントカーブがきれいな弧を描き、魚へ主導権を握らせずダメージを最小限に抑えられること。 ![]() Aフックアップ力 バラシが少なく太軸バーブを貫通するフックアップ力。 B微かなバイト・地形変化を察知する感度 C絡みなどのトラブルを回避できるガイドセッティング D折れないこと/タフであること E軽量であること 長時間釣行の疲労軽減し、集中力を持続できる。 Fアクションの表現力・再現力 個々のルアーの能力を引き出してくれる。 G開発者/各モデルのコンセプトが伝わってくること・明確化されていること。コンセプトが理解できなければ開発時想定されている能力は引き出せないのは当然。 @〜Gの項目については私がロッドに求める最低限の項目であり、他にもたくさんある。 これらがクリアできていないロッドでは集中力が続かなかったりするし、ここぞという食わせのタイミングでアクションを思い通りに表現できなかったり、フックアウト頻発などのストレスにストレスを重ねることとなる。ティップ〜ベリーセクションに関してもルアーアクションを考えればファーストテーパーになるし、魚とのやり取りを重視すればスローテーパー気味になるだろう。 釣り全般に言えることだが、キャスティング〜ランディングまでが釣りであると思うし、すべてにおいて高性能を持ち合わせているロッドが理想であり、アングラー個々の特色を生かして、延ばしてくれる「自己表現を可能にしてくれるロッド」を選択するべきだと思う。 ●実釣 2008年1月26日インプレッションを行うため江東区さわ浦を訪れた。当日は晴天だったのだが、25日まで強風で大荒れとなっていたため多少うねりが残っていた。 常連アングラーのマナーもよく、気持ちよくワクワクしながらAM6:00出船。めざすは東京湾口「観音崎沖」で隅田川(江東区)から1時間30分程度船を走らせる。さわ浦の船はサファリ船を思わせるような広いフラットデッキとなっており、キャビンやトイレも充実しているので女性アングラーにもおすすめだ。AM7:30頃観音崎沖に到着。タチウオ乗り合い船でものすごい船団となっていた。ジギング船はほぼ皆無状態でほとんどの船が餌釣り。事前情報でジギングは厳しいと流れていたのが影響しているのだろう。 ボトムレンジは75m〜85mで、60〜80m付近に魚影反応ポツポツ出ていた。期待を胸にジグを投入! スミス「タチューム90g」に全てを託してボトムまで一気に落とす。事前情報通りバイトが出ない歯がゆい時間が続く。しかし、そんな中でも船中でポツポツヒットしていく。そんな中、私にもフックアップ! オフショアスティックLPJC-SF60SCがブチ曲がる! 上がってきたのは指4本サイズ100cmオーバーの良型タチウオだった。かなりのショートバイトだったが、オフショアスティックLPJC-SF60SCのお陰でキャッチできたと言っても過言ではない。 掛け調子モダレートスローアクションながら、メタルジグの操作イメージを明確化してくれる上、ブランクスルーグリップによる高感度で瞬時にフックアップの体制を作ることができた。また、ロッド確90度で耐えているとブランクスの粘り、リフティング力により魚が浮いてくるのには驚いた。また、スローモダレートアクションが不得意とするショートピッチのシャクリにもPEラインがガイドへ絡まることは一度もなかった。文句なしの完成度。 その後も船長はタチウオの魚影を探しながらこまめに場所を移動して拾っていき、渋いながら4本の良型タチウオをキャッチすることができた。現状の渋い東京湾タチウオジギングではまずまずの結果だろう。今回ご紹介したオフショアスティックLPJC-SF60SCを実際に店頭で触れてみてほしい まずは軽さ、ロッドバランスに驚いてもらえるはずだ。また、アクションを確認してみればすぐにLPJC-SF60SCのコンセプトをご理解頂けると思う。ご紹介したLPJC-SF60SCはテクニカルな食わせに特化したモデルなので今よりも“食わせを意識した釣りが上手くなりたい!”とか、“自分の釣り幅を広げたい!”と考えているアングラーの技術向上を大きく助けてくれるだろう。このロッドの登場によりタチウオは幽霊魚と呼ばれなくなるかもしれない…。 釣行データ ●釣行日:2008年1月26日 天候:晴天●ポイント:東京湾・観音崎沖(船宿:江東区・さわ浦) ●タックル ロッド:スミス/オフショアスティックLPJC-SF60SC リール:ダイワ/ミリオネア253 ライン:YPOWER ZENITH スリムPE投0.8号 ルアー:ルアー:スミス/タチューム90g・120g他用 ![]() |
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