●これからがオンシーズン!

 夜間の気温も下がりやっと秋らしい気候になり、シーバスの秋シーズンが徐々に始まってきている。今回、私は数ある秋パターンの中でも代表的な落ちアユパターンを展開しようと米子市を流れる日野川に釣行することにした。日野川は中国山地から日本海へと流れる長さ約77kmで勾配のきつい河川である。

 この河川には日野川漁協があり、毎年、アユの育成放流や、アユの産卵場整備、サケ・マス類の放流事業など様々な取り組みが行われている。落ちアユシーズンは盛期が10月中旬〜下旬であるが、上流域の河川環境悪化や、アユの個体変化、雨の多少やダムの放水状況により大きく前後するので、まめなチェックが必要となる。特に放流された鮎ほど早く下流へ落ちるらしく、年々シーズンが早まる傾向にあるようだ。
 日野川のポイントは、河口から王子製紙前の堰堤までの淵や合流点や瀬などが主となるが、あまり多いとはいえない。タックルはロッドはライト〜ミディアムライトクラスで余り長過ぎない物がベストで、ラインはPEラインを使用した方が遠くのルアーにもアクションが付けやすい。ルアーはデュオ・タイドミノーリップレスやタイドペンシルなどが良い仕事をしてくれる。機動性の面からもウェーダーがあった方がよい。



 9月23日、私は友人と米子市内で待ち合わせし、日野川に向かった。落ちアユパターンには、やや早い時期であるが、産卵は終えてはいないものの、最下流域まで降りてきている鮎は少なかれいるはず。当然、アユがいるとなればシーバスも必ず川に入ってくる。こんな考えと、いち早くシーズンインを捉える調査を兼ねて釣行を決めた。
 20:30に日野川右岸の河川敷に到着しタックルの準備にとりかかった。ロッドはサーフスター83SP、リールがダイワ2500番、ラインはファイヤーライン1.2号にリーダー22ポンドを80cm程、ミッドノットで接合したものを用意した。まずは、ゆっくりと入水し、じっくりとポイントを観察した。水量、水色、水温はベストな状態であるが、水面にシーバスのライズは全く見られないが、時折、水面にベイトの波紋が出ている状況であった。当然、力尽きた鮎の流下もないので、狙い場所はおのず水の集まる場所に絞られてくる。

 ルアーはタイドミノーリップレスをセレクト。ヘッド部とボディ全体で水の流れを掴み発揮されるナチュラルなローリングアクションで人気のこのルアー、わずかな水流の変化で生み出される“食わせの間”が持ち味。シャローレンジをトレースするだけにとどまらない独自のレンジコントロール&スイム性能で、シーバスのバイトを誘発してくれるのだ。125mm・、19gのウェイト設定で十分な飛距離をうみだしを実現、遠浅のサーフや干潟に存在する超シャローエリアを効率良く探ることを可能にしましたとなった。トップでしか探ることができなかったレンジがタイドミノーリップレスの舞台だ。

 タイドミノーリップレスをセットして合流点にアップクロスにキャストし、水面に浮いたルアーにチョコン! チョコン! と時折、小さなアクションを与えながら流れに乗せた。すると、ルアーがベストな場所にさしかかった瞬間に、バシュ! との良型個体の捕食音と伴にリップレスが弾き飛ばされた。
 いきなりであったので少し驚いたが、シーバスが川に差していることが確認できた。2投目も同じ場所を通すと、全く同じ場所でバシュ! っとの捕食音と伴に、ロッドに重みが乗りフックアップに成功した。流れに乗り抵抗するシーバスを、サーフスターの粘りのあるパワーで押さえ込みキャッチに成功した。長さは73cmと河川内にしてはマズマズであったが、少し痩せており完全にシーズン初旬の個体を象徴するものであった。すばやく写真を撮影し、やさしく流れに帰してやると元気に尾を振り泳いでいった。



 友人は違うルアーでアプローチし、「俺には出ねーよ!」と苦しんでいるので、私のタイドミノーリップレスを貸してあげた。すると、すぐさま友人に同じ場所でヒット! しかし、残念ながらジャンプ一発でフックアウトしてしまった。
 次に私は同様のパターンで68cmをキャッチし、友人が50cmクラスと40cmクラスを続けてキャッチした。やはりシーバスにも上下関係があるのか、おもしろいようにサイズダウンしていった。その後、セイゴクラスを数匹キャッチしたあたりで反応がなくなったので終了した。

 次の日、友人から「リップレス購入済!!」とのメールが届いたのは言うまでもない(笑)。日野川の落ちアユシーバスは、すでに始まっている。上流域に大雨が降れば一気に盛期に突入するが、雨が少なければジワジワと長いシーズンになると思う。昨年は雨が少なく11月後半頃まで楽しめたが、今年はどうだろうか? 皆さんにもぜひ、日野川で落ちアユパターンを楽しんでみてもらいたい。



釣行データ

●釣行日:9月23日 

●ポイント:鳥取県米子市・日野川下流

●タックル
 ロッド:パームス/サーフスターSSS−83SP
 リール:ダイワ/2500番
 リーダー:バリバス/22LB
 ルアー:デュオ/タイドミノーリップレス・スリム


 

秋の色が濃くなってきた日野川

 

秋といえば、落ちアユパターン

水面直下攻略のために生まれた新生リップレス、タイドミノーリップレススリム

同じトレースコースで連続バイト!

狙い通りのヒットでランディングに持ち込む

その後も68cmをキャチ

今まで攻めあぐねていたフィールドがタイドミノーリップレスの舞台だ

■浜田 恭/プロフィール
GENCO契約デュオモニター
シーバスはもとよりSWゲーム全般、そしてサクラマスをはじめとするトラウトゲームでも実績を残す、山陰のエキスパートアングラー

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