●ブラッシュアップして新登場のTide Minnow75CD

 2月27日、DUOから新たにブラッシュアップされて登場することになったTide Minnow75CD。リリース文には「ボディにウロコ模様を施しスタイリッシュに仕上げました」とあるので、新たにウロコ模様が施されたことでブラッシュアップ=磨き上げるの言葉道り、外観にさらに磨きが掛かってるようだ。
 僕自身、このNew Tide Minnow75CD をはじめて使ってみたのだが、まず驚かされたのはリップ付きの固定重心。75mm・11gというスペックからは想像できない飛距離。ルアーのパッケージ裏にも「タイドミノースリム120と同レベルのキャスト性能を備え・・・」とあるように、このスペックでタイドミノースリム120と同レベルの飛距離となれば誰しも驚かれるのではないだろうか?
 とはいえ、基本的には75mmのルアーといえば、シーバスカテゴリーにおいて、ボートや港湾部での使用がメインなレングスで「別にそこまで飛ばなくても・・・」と思う人がいるかもしれない。もし、そう思われる方がいたとすれば、ショートキャストでもロングキャストでも、正確にキャストコントロールしやすいルアーはどのようなものかを思い浮かべてもらえるとわかりやすいと思う。よく飛ぶルアーはフェザーリングでコントロールできるが、飛ばないものは無理に飛ばそうとして余計な力が入り・・・となりがち。飛距離はこのルアーの大きな魅力の一つだ。
 では、実際に僕がこのルアーを必要とするシュチュエーションについてだが、一番身近な釣りでいえば、小場所と言われるような湾奥のピンスポットの釣りがまず頭に浮かぶ。僕の考える小場所のピンスポットで大切な要素としては、

1.タイミング(潮位や時間帯)
2.正確なキャストコントロール
3.短距離でしっかりと誘うためのアクションレスポンス
(泳ぎだしの早さ・ピックアップ時に動きが死んで
飛び出さずにさらに小細工を入れられる安定性。)

 などがあげられるが、そのほとんどの要素を満たしているといっても過言ではないだろう。

 また、アクションレスポンスの良さから生まれるメリットは他にもあって、早引きを多用するデイゲームにおいてもTide Minnow75CDのバランスの良さが大いに発揮できる場面だ。
 で、一般にシンキングミノーであるTide Minnow75CDが一番活躍しそうな場面といえば、やはり港湾部。特に今からの時期、僕の住む山口県東部ではカタクチイワシの接岸により、港湾部が熱気を帯びる。今年は雨が多いのでイワシが寄ったり離れたりと、ちょっともどかしい感じもあるが、すでにイワシパターンは開幕しており、イワシが接岸しているエリアではシーバスの姿もしっかり確認できる。
 
 では、イワシ着きの港湾部で重要視される要素は?

1.タイミング(潮位や時間帯)
2.イワシのサイズ
3.天候

 タイミングに関しては上と重複してしまうが、どんな場所であろうとやはり魚を釣る上ではやはり大切なのがタイミング。イワシが挿してくるのが上げなのか? 下げなのか? もしくはシーバスのスイッチが入るのはいつなのか? その場所場所の時合を意識することだ。
 次に注目したいのはベイトとなるイワシのサイズ。一般的にルアーにシーバスの反応が良くなると言われているイワシの大きさは9〜11cm以上のやや大きめのイワシの群れ。では小さなイワシの群れは釣れないの? といわれれば答えはNo。もちろん難易度は高くなっていくが、少し小ぶりなでイワシの群れであればこそ、Tide Minnow75CDを投入したいシュチュエーションといえる。
 またプレッシャーの多いメジャーエリアのように、シーバスがいてもルアーに反応しない時には荒天時に釣行するのも一つの手。
 今回の実釣では港湾部のイワシ着きのシーバス狙いをメインに使ってみましたが、75cmというレングスも相まってメバルやサバといったうれしい外道もなかなかの好反応のようだ。個人的にはTide Minnow75CDを見ると、フロントフックを外して・・・とあの使い方をしたくなったりもするルアーだが、あの使い方はまた次の機会にでも触れてみたいと思う。
 春の雨水の注ぐ小場所、イワシに沸く港湾、刺激的なデイゲームetc・・・。マルチに使えるTide Minnow75CDをタックルボックスに忍ばせて出掛けてみてはどうだろうか?

●Tide Minnow75CD 実釣【プチ青物・サバ編】

  今年は例年になく雨の多い春なような気がしてならない。いつからか迎えた春を感じさせるように、夜はカエルの鳴き声が優しく響く池の隣にたたずむ我が家。最近の釣行から感じる傾向としては、まだ寒さを感じる頃には、雨で地元の小規模河川内も一瞬だけ活気が生まれてはいた。しかし、春らしくなってくると同時に河川内から明確な反応は薄れてきている。もちろん魚がいないわけではないとは思うが、今は産卵明けから回復した固体は港湾へと考えるほうが魚を拝みやすい(水量のある河川は別)。
 僕の住んでいる柳井市近郊の港湾も、例年通り三月頃からイワシの接岸とともに釣果が上向いてきている。昨年、ランディングネットを釣り場に忘れて以来、港湾部はメバルでが・ま・ん! していたが、今週は素直に港湾へシフト。まず選択したのはこの時期はメジャーエリアと化す波止。海となるとキープ率が非常に高い地元エリアだけに足元のシミでシーバスが釣れてることがわかる・・・(苦笑)。
 この日も常夜灯の強い光が照らす海面には、イワシ、そしてそれを追うシーバスの姿が確認できるのだが、連日叩かれているだけあって既にイージーな時期は過ぎ、タイミングが合わないと全くルアーに興味を示さないのでここはパス。近い条件のあるローカルエリアで素直なシーバスを探す。そこで選んだ場所の常夜灯下には、5〜10cm未満のイワシにアジのようなシルエットの魚が着いてる。
 しかし、予想に反してTide Minnow75CDに飛びついてきたのは、おいしそうなサバちゃん! であった。しばし、サバに夢中になりながらふと気がつく。えーと、本命はシーバス・・・。しかし、サバが釣れるということは、ちょっと遠方でボイルしているプチ青物にも十分使えることがわかった。
 このスペックで、タイドミノースリム120と同レベルの飛距離というメリットを如何なく発揮してくれることだろう。

体の1/3はあるTide Minnow 75CDだが、メバルも好きなようだ
ベイトとなるイワシ。Tide Minnow 75CDはまさにマッチ・ザ・ベイトだ
これからはメバルに替わってプチ青物が釣れるようになるだろう

●Tide Minnow75CD 実釣【シーバス編】

 サバ、メバル、サバ。タイミングが違うらしく、シーバスっ気が感じられないこの波止。悠長に構えているといつの間にか潮周りもどんどん小さくなってきた。「なにが違う?」。仕事・睡眠時間は崩さない釣行プランの結果、下げ潮メインの時間に釣行していたここ数日。「実は込み潮?」
 今宵は日が暮れてから早い時間帯で波止に立った。ちょうど干潮前で魚っ気は皆無。たるい時間帯が過ぎ、込み潮が行きはじめると、Tide Minnow75CDにメバルらしきバイトが出はじめた。しかし、そこはシーバスロッドだけに高確率で乗らない・・・。そのうち今度はセイゴがヒット! でも、抜き上げようとすると口切れ。明らかに魚の活性が高いだけに今が時合の様相。しばらくセイゴ、メバル(?)のショートバイトに悩まされていると今度は乗った。テンションをかけても水面に飛び出さないその魚の正体は良型メバル! メジャーを当てると25cmあった。メバルタックルだったらかなり楽しいサイズだ。
 お次はセイゴ。サイズは小さくとも一人盛り上がる。潮位が上がってきたところでスズキサイズがようやくヒット! が、ネットミスでさよなら・・・。激しく凹みながらも波戸を右往左往。で、Tide Minnow75CDをフルキャストしていると、押さえ込むようなバイトの出るトレースコース発見! ミスバイトにしてしまったことを後悔していたが、今の活性はそれ以上らしくすぐにTide Minnow75CDが引ったくられる! 港湾シーバスの突っ込む引きがたまらない。そして今度はコンデションの良い良型を無事ネットイン! 今回のキーは潮のタイミング。やはり睡眠をとって釣りをしようというのは甘いのだろうか?

メジャースポット。1点にライトダウンされた水面はイワシ好み=シーバスが狙える
ローカルポイント。明るさにムラはあるが、定番的にハズせないポイントだろう
湾奥小場所。見過ごしがちなポイントだが、時に爆発する


ROD:ネオンナイト83L(アピア)  REEL:セルテート2500R−CUSTOM  
LINE:シーバスPE15LB(東レ)×シーガーフロロ5号(呉羽)  HIT LURE:Tide Minnow75CD

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■内山 拓樹
プロフィール/志波洲庵OSD 2005 個人戦年間優勝を果たす新進気鋭のアングラー。釣りバカが災いして、ここ一年は車の助手席はいつも釣具。 親から「魚はいいから嫁を釣ってきなさい」と言われる21歳。
GENCO契約デュオモニター
http://www.geocities.jp/rungun_jp/








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