●ロングリップでシーバスを狙う!

 五月に入り、気温が20度を超える日が続くようになり、釣りモノが増えるのと同時に釣り場にも多くの釣り人の姿が見られるようになってきた。釣りモノが増えるということはとてもいいことだが、逆に言えばこれが悩みの種だったりする。春イカ、春メバ、シーバス… と、なにから手をつけていいものやら。例年であれば、シーバスをしてればあまり他に浮気心がいかなかったが、昨年末あたりからは他魚種の魅了に翻弄される日々(笑)。
 さてさて、ここで目先を無理やり(?)シーバスに戻して書いていこうと思う。例年、地元でこの時期に飛び交うホットな話題はデイゲームのイワシ着き。大きな河川が少ない山口県東部では、今時期は秋と同様に日中の島諸部のイワシ着きのシーバスの爆発力が強く、秋と比べると小規模な河川でのゲームよりこちらを選ばれる方が多くなる。個人的には休日以外に日中の釣行時間が取れないのでムズ痒い時期ではあるが。
 島諸部の日中のイワシ着きの攻略となれば、ペンシルベイトにはじまり、ミノー、シンキングペンシル、バイブレーション、スピンテールジグなどとレンジ別の攻略がいろいろありますが、シャローを絡めたエリアでなければ、わりと足場の高い場所からのアプローチになることが多く、代表格はやはりミノーになってくる。

 そして、一概にミノーといってもフローティング、シンキングとがある。フローティング、シンキングの特性を考えていくと、浮力がもたらす軽快なアクションで一定のレンジを引けるフローティング。比重を上げ、シンキング(沈む)ことのよってのアクションの安定性、使い手次第ではルアーを沈めることにより広いレンジ攻略可能なシンキング。基本的にはシーバスサイドの活性が伴えば、遥か上のレンジのルアーにでも突き上げてくれるシーバスですが現実はそうでない時が多かったりする。チェイスはするけど食いきらない…。マンメイドストラクチャーにタイトについていて、あまり上層には反応しない等、いろいろな条件が出てくるが、こんな時は少しレンジを下げてやるだけでバイト率に大きな差が出る。
 シンキングミノーを沈めて・・・という使い方もいいが、ショアからの場合は時合自体が短いことも少なくないので、簡単に一定のレンジをトレースできるフローティングタイプのものを多用する。とはいえ、以外にシーバス用のルアーではロングリップのフローティングがほとんどない。バス用にもいいルアーはあるが、ラトルの入ったものが主流なのが難点(ラトルインがいい時もある)。
 あまりじらすと怒られそうなので結論を言うと、ロングリップのフローティングでいいものが多くラインナップされてるのはトラウト用だと僕は感じている。流れの中でロッドワークを駆使して誘う釣りだけに、完成度の高いルアーが多く、シーバスにも使いやすい。実際、地元のイワシ着きの御当地ルアー、スミスのサラナもトラウトルアーであるパニッシュをさらにシーバス用に特化させたものとパッケージに書かれてるくらいなのだから! 仲間内の定番はD・Dパニッシュ90だが、最近はD・Dパニッシュ90をサクラマス用にさらに進めたチェリーブラッドがリリースされている。引き重りが感が少なく、軽快に誘えるので最近はチェリーブラッドがお気に入りだ。

 今回、実釣で使ったのはMDタイプだったが、DEEPタイプもラインナップされているようなのでそちらも要チェック。シンキングのロングリップはBOXの中に納まってはいるという方は多いと思うが、フローティングのロングリップを使ってみてはどうだろうか? 安定したシンキングのアクションとフローティングの軽快なアクション。この使い分けでライバルに差をつけよう




チェリーブラッド(上)とパニッシュ(下)。ロングリップで釣れるシーバスに相性抜群のルアー
タイトル写真はチェリーブラッド使用時の釣果。こちらはパニッシュをパクリ!
吐き出されたばかりのイワシ。まさにマッチ・ザ・ベイトといったところ




■内山 拓樹
プロフィール/志波洲庵OSD 2005 個人戦年間優勝を果たす新進気鋭のアングラー。釣りバカが災いして、ここ一年は車の助手席はいつも釣具。 親から「魚はいいから嫁を釣ってきなさい」と言われる21歳。
GENCO契約スミスモニター
http://www.geocities.jp/rungun_jp/








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