●時期

 これは地域やアングラーのスキル、根性によって大きく違ってきているようです。中国地域では大まかに4月の下旬から7月下旬のようで、14〜27℃あればエギに反応を示してくれるようです。ファーストランと言うべきか、第一陣の大型接岸は、ここ数年の記憶から大潮の重なる表層水温が16度前後と絞れてきました。が、落とし穴があるように思います。私たちは表層水温しか判断できません。前後数日の天候に左右されることが多く、深場にいる接岸しはじめのアオリのいる場所とは水温にズレが生じるようで、私は毎年外しまくっています。特に今年は天候が不安定で期待と不安が混じります。第二陣の接岸が大きいと感じる年もありますから、今後に大きな期待を持ちましょう。

●場所 〜実績ポイントを狙うべし? どんな場所を探せばいいのか?

 食わせのテクニックと釣味、そして食味からか、エギング人口は確実にその数を増やし、釣り上げられるアオリの数より人が多いポイントが多いようです。それでも毎年大型実績ポイントでは大型が釣れています。今年はすでに山陰で4kgUP、山陽でも3kgアップの声も聞いています。
 年々サイズがよくなっている気がしませんか? ついつい南国の話を聞かされているようで興奮してしまいます。(笑)実績ポイントを研究すれば、幾つかのキーワードが浮かんできます。それに従ってポイントを開拓することが楽しい部分でもありますが、私の重要視しているポイント選択の要素はWワンド。つまりできるだけ大きなUの字をしたワンドの中にあるワンド(シャローフラット)。そんな場所にはアマモの群生が多く存在していることもあり、中期(6月初旬〜下旬)以降に安定して釣れ、また産卵床になっているようです。
 ただし超大型を狙うなら、ディープに限るります。その大型がシャローに入ってくるタイミングは、中盤以降からで産卵床ではすでにペアリングして優雅な泳ぎは見せてくれますが、エギに全く反応してくれない個体が多いようです。

●タイミング

 やはり朝夕のマズメ。ベイトが活発に動き出す時間帯は数・型ともに安定するようです。しかし、シーズン初期は水温が安定しておらず、放射冷却や冷たい雨で下がってしまった時は、日が昇って暖かくなってから活性が上がる日もあるようです。つまるところ夜間の気温、湿度である程度の朝マズメの状況が予想できそうです。ただしベイトに左右されることが多いため、アジ、イワシ、サクラエビ、クルマエビも旬を迎える今。釣具店やネットで情報を集めることをおすすめします。

●アクション

 先ずは最大の基本であるボトムをキッチリ意識することだと思います。とにかく底(何度も書いていますが、アマモやホンダワラの上面も横面もボトムです)! 産卵を意識して接岸するシーズン初期の現在、釣れているアクションは秋と同じ。2段シャクリや3〜5回程度のハイピッチなショートジャーク(HPSJ)のあとのテンションフォールでドカン! つまりシャローの釣りをボトム付近で行います。シャクったあと、できるだけ早くラインスラックをとり、長くアピールさせるため、長めのロッドでアタリを聞くようにラインテンションを掛けたり、超スローリトリーブでフォールスピードを遅くしていきます。水深が深かったり(10m以上)、流速や風が強い場合、またPEラインが太い場合は、同じ動作でレンジを変えないステイの状態を作ることになります。この時のフリーフォールでは、テンションフォールと近い沈下角度を保つことができます。さらに今流行り(?)の大型に効くといわれるスラックアクション(ネチネチ系)、読んで字の如くそのままですが、大きくエギを追ってこない大型の個体を、ラインの弛みを利用して小さく低くダートさせ、エギの移動距離を抑えた長くアピールさせるシャクリテクニックのようです。つまりネチネチとコウイカを狙って釣るような感じです。シェイクやロングステイもその一つですね。大型狙いの方はぜひ試してみてください♪ 大まかに以上のアクションを組み合わせで春のアオリイカを攻略してみてください。

●アタリとアワセ

 最初最も悩むことはアタリが取れないこと。取れていないアタリが多いことに悩むと思います。私は今でも悩んでいますが(笑)、ラインが水に浸かる部分をしっかり集中して見ること。その波紋に微かに変化が現れます。また自身のシャクリがどの程度でボトムに着くのか、カウントとっておいた方がいいでしょう。糸フケのアタリを自信持ってフッキングに持ち込めます。フォール中ラインテンションをきっちり掛けておけば、コッとかフワッとか何らかの感じは伝わってきます。疑わしきラインの動きはどのタイミングでも小さくアワセて見てください。乗っていたらドカンっと追いアワセを喰らわせて下さい。まずは失敗を恐れないことからはじめましょう。それが確かな成功に繋がると私は信じています。

●タックル

ロッド:ベリーからバットがしっかりした張りのあるパワーロッドをおすすめします。ディープで思い通りに動かせるロッドがいいでしょう。ダート幅が短くなりがちですか、それは目に見える近い場所の場合のみ。ロングディスタンスでのダートアクションはロッドパワーが重要となるようです。

ライン:大型は縦のアピールに反応しづらいようです。つまり日中でも2キロ以下の数釣りであればフロートPE。大型狙いであればサスペンドPEが有効なのでは? と推測できます。楽しむならPEをおすすめします。PE8〜16LBは、なぜかメーカー毎に太さの計測方法や表示方法が違い、PEの号数表示は余りに差がありすぎます。ひどければ同じ号数で倍以上の太さに差がありますので、ポンド表示で購入ください。これも国内外で差はありますが、いずれまた。

 最後に、アオリイカは限りある資源ですから、節度のあるキープ。メスはなるべくリリースでお願いします。秋アオリを十分楽しむために。

 さてさて、まだまだシーズン始まったばかり。みなさまのメモリアルスクイッドを祈願しつつ、マイレコードを更新できたらな〜なんて思い、心の中で一発。「イカ〜」と叫んで終わらせていただきます。





●私のおすすめエギングロッド!  SH-86PS スクイッドハーツ POWER SLIDER (スミス)

ショアからではイメージよりも意外に動いていないのが4号より上のサイズのエギ。そんな大型のエギを遠くへ飛ばし、確実に動かすことが可能なパワーモデル。バットからベリーにかけての強力なパワーが高い遠投性能を生み出し、さらにパワー+トルクフルな高弾性ブランクの反発力でシャクリ負けしない力で遠方のエギを動かしてくれる。また、大物がエギを抱いてもガッチリとカンナまでスライドさせてフッキングに至り、2kgオーバーも容易に浮かせるトルクを持ち、ただ硬いだけのロッドではなく4号エギをしっかり動かすための反発力を持つパワーモデルだ!


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■林 太一朗
プロフィール/ロックフィッシュからエギング、チヌ、シーバスにいたるまで、SWゲームならなんでこいのサップ兄貴。ジャクソンフィールドテスター、GENCO契約スミスモニター

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